思いとエネルギー
思いを支えているのはエネルギーだと、
つくづく思う。
この場合、エネルギーは、感情であるが、
その思いに対する感情がくっついているので、感情を剥がして行くと自分の中にあった思いも薄れていく。
感情は、ひとつではなく、思いに対する感情は、層になっている。
出てきた感情にアプローチしていくと、すぐに違う感情がでてくる。
また、その感情にアプローチすると、
エネルギーが変化するのがわかる。
そして、その思いも、薄らんでいる。
自分がその思いに動かされていたのに、
その動かしていた、思いは、薄らんで、自分を動かすものでもなく、消えている。
同じシュチュエーションで、思ってみても、
身体の感覚も、違うし、こだわらず、引っかかりがなくなっている。
エネルギーの絡みがない感じである。
その感覚でいると、今まで見えなかった事も見えてくる。
日頃、怒りや、気になる事があれば、目の前の事柄や、相手が悪いと思ってしまうが、
自分の中のその怒りを生み出した価値観や、
思い、正しさなど、何に触れて反応が湧いたのかを見て、自分の感情にアプローチした方が、何度も同じシュチュエーションで反応しなくなり、違う世界が見えてくる。
もう、その事で、自分が、苦しむ事がないのだから。
考えを変えただけでは、同じシュチュエーションがきたら、やはり同じ反応をしてしまうのは、エネルギーにアプローチしていないので、そのエネルギーが、また生きてくる。
思いとエネルギーは対になっているのが、実感するとよくわかる。
その思い、概念がひとつ受容されるたびに、ひとつ自由になれる。
心の平和をつくるには、まわりを変える事よりも、自分の思いを見つめ、受容し、エネルギーへのアプローチをして行く事が、
自然な自分に帰っていく流れであると、実感する。
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