人は何で生きるか…トルストイ


この本は前回娘が帰省したとき、
阿蘇を周り、その日の最後によく行っていた絵本屋さんに!行こうとなり、一冊買って来たものです。

南阿蘇にあるその本屋さんは、絵本を置いてある店なので、
この本の中には絵はありませんが、字も大きく、いつでも読めるな♪と思い、まだ読んでなかった本でした。

先日、時間があったので、
手に取り、読みました。

素敵な本でした☺️✨

この本は、貧しい靴屋さんと出会った青年のお話しです。

この青年は、三つの答えに出会うために、靴屋さんで、仕事を覚え、靴屋のご主人と働いています。

その三つの問いは。

ひとつは、
⭐︎人の中に何があるか。

二つ目は
⭐︎人に与えられていないものは何か。

三つ目は、
⭐︎人は何によって生きるか。

この答えを靴屋にくるお客さんの出会いによって知っていく物語りです。

あまり書くとネタバレになるのですが、

ネタバレでいい方は、ここからも読んで下さい。

ネタバレが嫌な方は、読んでみられることをおすすめします。

ここから内容を書きます〜
*☼*―――――*☼*―――――
ひとつめの
☆人の中には何があるか。。
それは… 愛 です。

はじめは、靴屋の主人が歩いていると、御堂なところで、生きているのか死んでいるのかもわからない、青年に出会います。見ず知らずの青年を見て、嫌悪感や、いろいろ自分の気持ちが出てきますが、
ふとした時に、人を思いやる気持ちがでてきて、そのふとした時、元々あった愛が姿を表す場面があります。 
(とても略して書いています…)

人の中には、すべての人の中にあるものは、   愛だと、気づきます。


ふたつめの
☆人にあたえられていないものは何か。

これは、すごい裕福な太った男の人が、いい皮で、1年履いてもほつれもしない、足にピッタリな靴長靴を作れ!といいます。
その仕事を受ければ、もしほつれたときは、死刑になるということです。
それでも、仕事を受けて、作ります…が、
その長靴は、必要がなくなります。
その裕福な男の人は、
その日の夕方亡くなってしまうのです。

人は、1年後の事を、あれこれ思い過ごしているけれど、
人にあたえられていないもの…

それは、自分がいつ亡くなるかと知ることは、与えられていないという事です。


三つ目の
☆人は何によって生きるか。

これは、靴屋さんにきた、双子の子をみて、
その青年の顔が輝きます。

その双子の1人が足をびっこひいているのを見て、心あたりがあったからでした。

その双子を連れた女の人は、生みの親ではなく、育ての親の女性でした。

双子の両親は双子が生まれた時亡くなりました。
そして、その双子をどうするか話し合われ、
その育ての親の女性が、愛情深く、育てていました。

それを見た青年は涙を流しました。

実はその青年は、前は天使であり、その双子の母親の魂を持ってこいと神様から、言われていました。けれど、この双子には、父親もいない、これで母親まで亡くなるとこの双子は生きて行けないと思い、神様にこの母親の魂を抜く事は出来ません…といいます。が…神様は抜いて来いといいます。

それで、魂を抜いて神様の所に持って行った時、風が吹いて地上に落ちてしまい、御堂の隅で倒れていたところに靴屋のご主人と出会ったのでした。

その時3つの答えが分かると天に帰してもらえる事になっていて、靴屋の仕事をしていました。

その3つめの
人は何によって生きるか。

それは…
すべての人は我が身についての配慮ではなく、愛によって生きることをさとりました。

この青年が人間になり御堂のところで倒れている時、生きることが、出来たのは、通りがかりの男(靴屋のご主人)や妻の心に愛があり、彼らが哀れみ愛してくれたから、

孤児の双子が生きることご出来たのは、血縁でもない。女の人が二人を、あわれみ、愛したから。

すべての人は、われと我が身に気を配る事ではなく、人々の中に、愛が宿っていることによることによって生きているのです…
といった内容でした。(簡単に略しています。)

トルストイの絵本。

和田誠さんの絵もいい感じです。

子供の頃、物語りに引き込まれて行った感覚になる、本来の愛が感じられる、おすすめの本です♡
(*ᴗˬᴗ)⁾






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